ずっと欲しかった鉄のフライパン テフロンから鉄へ。
長年使い勝手の良いテフロン加工のフライパンを使っていました。
が、「数年でコーティングが剥がれて買換えが必要になる」「一生使える調理道具を持ちたい」 フライパンを使うことで「鉄分が摂れたらいいな」などと常々考えながら、
「お手入れが面倒そうだな」「これからは軽い方がいいのでは?」「それでなくても断捨離して行かないとダメなのに、新しい物(フライパン)増やす!?」などなど、数年悩んで鉄フライパンの購入を躊躇していました。
そんな折、自宅からもさほど遠くない、国産ブランドで職人さんの手作り 鉄フライパンに出会いました。「加工してあるからお手入れがさほど面倒ではない」という説明も後押しとなり。
私が選んだのは、大阪・八尾市で1951年創業の金属製品メーカー藤田金属の鉄フライパン。
製品説明にも「熱伝導率が良く、保温性が高い鉄の特性で、食材をふっくら焼き上げられる」など記載ありまた、「油ならし・空焼きなどの準備が不要」との評価レビューもあり、鉄板(普通鋼板など)を使用し、独自の「ハードテンパー加工」を施しており、錆びにくく、油なじみ・使いやすさを高めているとの説明ありました。
それらの事が、他とどのように違うのか?は、定かではありませんが、とりあえず試しに一つ買って見よう!と。

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開封直後の写真を撮るのを忘れたのですが、早速料理をしました。
藤田金属の鉄フライパンには「油ならし・空焼きいらず」「シーズニング済み」といった説明が多く、つまり“買ってすぐ使える”点で評価が高いレビューもあります。
”油ならし不要”、とはありましたが、私は、使う前に一度洗った後 薄く油を塗り、その後調理をしました。
持った時の重量感は、テフロンよりはやはい重く感じますが、普通に鍋振りもできます。(使うフライパンの大きさにもよります)
調理後は、フライパンはそのままにせず、すぐに皿に盛り スポンジなどを使い水洗い(洗剤はNGです)し、その後火にかけ薄く油を塗って保管しています。
これが面倒だと思う人もいるかもしれませんが、料理から一連の流れでするので、私はさほど気になりません。むしろ、調理の段階でフライパンまで洗ってしまうので、食後にフライパンを洗う作業が残っていなく、食後の片付けが早く終わります。
焦げる事もなく、順調に育っています。
まだ使い始めて3ヶ月ほどですが、レビューなどを見ると、使えば使うほど良い感じ!という声もあり、これからの成長が楽しみです!

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鉄分摂取の話/調理器具から鉄が摂れる?
鉄製の調理器具を使うことで、微量ながら料理に鉄が移り、鉄分摂取にプラスになるという話があります。例えば、鉄鍋でトマトソースを煮ると鉄イオンが溶出して鉄分補給になるという研究もあるようです。
* 焦げ付きがひどくなったと感じた時も、たわし+お湯+火入れだけで復活。
* ただし、「さび」を防ぐために湿気の多い場所に置きっぱなしにしない/保管時に乾燥を意識
* 使い込むほどに「油なじみ」が良くなってくるので、お手入れがラクになってきた実感があります。
使えば使うほど「育つ」――色・風合い・焼き上がりの変化
鉄フライパンの楽しいところは、使うほどに風合いが変わる「育てる」感覚。
* 焼き上がりも、1〜2か月目は「焼き色が浅め」「まだ油なじみが浅いかな?」という感触だったのが、数回使ううちに「均一な焼き色」「素材の香ばしさが出る」ように。
* 見た目も「使用跡」が出てきて、少しずつ“自分の手による味わい”になってきたことを感じ、愛着が湧いてきました。
こんな料理で活躍中!
例として私がよくやるレシピをいくつか。

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注意点・知っておきたいこと
* 重さ:鉄のフライパンにしては軽めのモデルもありますが、やはりアルミやテフロン加工のものより重さを感じる場面があります。私も「炒め物を連続で作ると腕がちょっと疲れたな」という日もありました。
* 「焼き付き」が全く起きないわけではなく、初期は油のなじみが浅いので火加減・油量・食材の水分などに注意が必要です。使い込むと扱いがラクになりますが、最初数回は慣れが必要かもしれません。
* 「鉄分補給」の期待値は人それぞれ。鉄鍋を使うことでどれだけ鉄が溶出するかは調理条件次第なので、健康目的で鉄分を大量に期待するのではなく「プラスアルファ」として楽しむのが良いです。
まとめ
買ってよかったポイント
* 加工済み・シーズニング不要という点で「すぐ使える」安心感あり。
* お手入れも思っていたより手間少なめで、日常使いできている。
* 使えば使うほど表情が変わり、自分だけの“育てる道具”になってきた。
これから育てていきたいこと
* 焼き色の好みを探りながら、料理の幅を広げていきたい。
* メンテナンスの習慣(例えば月一回のクリーニング+オイル保護)を確立して、10年、20年と使える“相棒”に育てたい。
最後に、テフロンからのステップアップを検討している方、特に「料理の質を上げたい」「道具に愛着を持ちたい」「鉄分補給も少し意識したい」という方には、この鉄フライパンはオススメです。

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* 「玉ねぎ+トマト+白ワインで煮込む」系。トマトの酸味にも鉄フライパンが負けず、鉄ならではの焼き目が出て美味。
* 朝ごはんに「目玉焼き+ベーコン+パン粉炒め」など、軽め調理でも鉄の風味が出て「鉄分補給してるなあ…」と感じる瞬間。